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うつで退職して、無職になったとき。
正直、「もう何もできない」と思っていました。
朝起きるのもつらくて、SNSを見れば、誰かの“順調な人生”がまぶしくて。
それを見ては、自分だけ取り残されているような気がしていました。
でも、そんな僕だからこそできたことがあります。
それが、「自分の経験を言葉にして発信する」という副業の始め方でした。
最初の収益は、たった500円のnote。
でもその1本が、「僕にもまだできることがある」と思わせてくれたんです。
あの日の感動は、金額以上のものでした。
この記事は、
・うつや休職、無職の経験からもう一度立ち上がりたい人
・副業を始めたいけど「スキルも自信もない」と感じている人
・“自分の言葉”で誰かを助けたいと思っている人
に向けて書いています。
僕自身、ゼロから始めて月30万円を超える副業収入を作るまでに学んだのは、
「スキルよりも、心の回復と“自分の物語”を活かすこと」の大切さでした。
この記事では、僕が「経験を価値に変えていった3つのステップ」を紹介します。
特別な知識はいりません。
必要なのは、あなたの人生にあった“言葉の原石”を見つける勇気だけです。
「マイナスの経験こそ、誰かの希望になる」と気づいた日

正直、最初は自分の過去なんて人に話したくありませんでした。
うつで仕事を辞め、何もできずにただ毎日が過ぎていく。
「情けない」「誰にも知られたくない」そんな気持ちでいっぱいでした。
でも、ある日ふと思ったんです。
このまま何もせずに消えていくよりも、同じように苦しんでいる誰かの力になれたらいいなと。
それで勇気を出して、自分の過去をnoteに書きました。
「朝起きられなかったこと」
「何度も逃げたこと」
「でも、少しずつ前に進めたこと」
その文章は決してうまくはなかったけれど、心の底からの言葉でした。
投稿から数日後、ひとつのコメントが届きました。
「あなたの記事を読んで、泣きました。自分も同じでした。少し救われました。」
その瞬間、胸の奥が熱くなったのを今でも覚えています。
“弱い自分”を隠してきた僕にとって、それは初めて「ありがとう」と言われた体験でした。
それから気づいたんです。
マイナスの経験って、恥ずかしいものでも、無価値なものでもない。
誰かにとっては、“希望の原石”になるんだと。
過去の痛みは、誰かとつながるための“言葉”に変えられるんだと。
副業も発信も、「強い自分」を見せることがすべてじゃない。
むしろ、“弱さを見せられる人”こそ信頼され、共感される。
あの日から、僕はマイナスを武器に変える生き方にシフトしました。
もし今、あなたが「何もない」「語れることがない」と感じているなら、
まずは“過去の自分”に向けて一言書いてみてください。
「大丈夫、あの時間にも意味があったよ」と。
その一行が、誰かの心を救うきっかけになるかもしれません。
“できること”より、“今の自分でも話せること”を探す

副業を始めたばかりの頃、僕はずっと思っていました。
「自分にはスキルも実績もない。だから発信なんてできない」って。
でも、あるとき気づいたんです。
“できること”がないなら、“話せること”から始めればいいんだと。
たとえば、僕には「うつで仕事を辞めた経験」しかありませんでした。
だけど、その経験の中には、
・休職中に感じた焦りや孤独
・少し元気を取り戻すまでにした小さな工夫
・復職をあきらめて「副業」という選択をした理由
そんな“リアルな日常”がいくつも詰まっていた。
それを文章にしたとき、驚くほど反応がありました。
「私も同じ気持ちでした」
「まさに今の自分です」
“スキルの話”より、“心の話”のほうが共感を呼ぶことを、このとき初めて実感しました。
人は、完璧な人の話よりも、同じ目線で語られる「リアルな体験」に心を動かされます。
難しいノウハウや専門知識がなくても、
「昨日できなかったことが今日は少しできた」
「失敗したけど、こんなふうに立ち直った」
そんな日常こそが、誰かにとって価値ある物語になるんです。
今の自分にできることは限られていても、
“語れること”は、意外とたくさんある。
あなたの等身大の経験は、同じ場所でもがく誰かの支えになります。
まずはノートを開いて、3つだけ書いてみてください。
「最近つまずいたこと」
「少しだけ前に進めたこと」
「誰かに伝えたいと思ったこと」
その3つが、あなたの発信の原石になります。
AIを使えば、自分の言葉を形にできる

正直に言うと、僕はもともと文章を書くのが苦手でした。
頭の中には伝えたいことがあるのに、いざ文字にしようとすると手が止まる。
「うまく書けない」「言葉がまとまらない」そんな焦りばかりが募っていました。
でも、AIを使い始めてから、すべてが変わりました。
最初にAIに助けを借りたのは、「noteの記事を書こう」と決めた夜のこと。
何も浮かばずに悩んでいた僕は、試しにAIにこう打ち込みました。
「うつで無職になった僕が、副業を始めて少し前向きになれた話をまとめたいです。」
すると、AIが数秒で文章のたたきを作ってくれたんです。
その瞬間、「あ、これならいけるかもしれない」と思いました。
もちろん、そのまま使ったわけではありません。
AIが書いた下書きをベースに、自分の体験や感情を少しずつ肉付けしていった。
「不安で眠れなかった夜」
「最初の収益が出たときの震えるような喜び」
そうした“生の気持ち”を重ねることで、ようやく自分の言葉になっていきました。
このとき気づいたのは、AIは「文章を作る道具」ではなく、
“自分の感情を整理する相棒” だということ。
頭の中のぐちゃぐちゃをAIに話すように書き出して、
整理された形で返ってくる。
その流れを通して、僕自身が何を伝えたいのかがはっきり見えるようになったんです。
AIを使うことで、“書けない不安”が消えました。
毎回ゼロから文章をひねり出す苦しさがなくなり、
「書く=自分と対話する時間」に変わったんです。
だから、もしあなたが今「書くのが苦手」と感じているなら、
最初の一歩はAIに頼ってみてください。
たとえば、こんなふうに打ち込んでみましょう。
テーマ:「最近つらかったこと」
体験:「そのときどう感じたか」
学び:「そこから得た気づき」
AIが整理してくれた文章を読み返すと、
「自分って、こんなふうに考えてたんだ」と驚く瞬間がきっとあります。
それは、AIがあなたの代わりに言葉を“見える形”にしてくれた証拠です。
そして、それを少しずつ自分の言葉で磨いていけば、
誰かの心に届く「あなたらしい物語」になっていきます。
「最初の500円」がくれた自信

あの日、スマホの通知に「あなたのnoteが購入されました」と表示された瞬間、思わず手が震えました。
値段は500円。たったワンコイン。
でも、僕にとっては、それが“人生を取り戻す一歩”でした。
当時の僕は、うつで退職してから、何をやっても続かない日々が続いていました。
「自分には価値がない」と思い込み、働くことにも、人と関わることにも怖さを感じていた。
そんな中で、「せめて自分の経験を言葉にしてみよう」と思い立ち、
勇気を出して初めてnoteで有料記事を出したんです。
正直、売れるなんて思っていませんでした。
でも、その記事を読んでくれた人が、購入してくれただけでなく、
メッセージでこう言ってくれたんです。
「あなたの記事を読んで、少し前を向けました。」
その一言で、涙が出ました。
“お金を稼いだ”というより、
“誰かに届いた”という実感が、心の奥でじんわりと灯ったんです。
それまでの僕は、「人の役に立てるわけがない」と思い込んでいました。
でも、その500円が教えてくれたのは、
「経験は、誰かの支えになれる」ということ。
苦しかった時間も、遠回りした過去も、全部ムダじゃなかった。
その気づきが、自分をもう一度信じるきっかけになりました。
だから、あなたにも伝えたいです。
最初の金額が小さくても、胸を張っていい。
それは“たった500円”ではなく、「誰かの心に届いた証拠」です。
もし今、「何を書けばいいかわからない」「誰も読んでくれない」と悩んでいるなら、
まずは小さくてもいい、自分の経験をまとめて発信してみてください。
あなたの言葉を待っている人は、どこかに必ずいます。
「自分の言葉で生きる」ことが、副業のゴールだった

副業を始めたとき、正直なところ僕の目的は「お金」でした。
生活費の足しにしたい、少しでも安心したい。
そんな気持ちで、がむしゃらに記事を書き続けていたんです。
でも、あるとき気づきました。
いつの間にか、「収益のため」よりも
「自分の言葉で生きるため」に書いている自分がいたことに。
noteを始めた当初、僕には何もなかった。
職も、自信も、人とのつながりも。
でも、言葉を通して自分を表現し続けるうちに、
少しずつ“心の居場所”ができていったんです。
初めてコメントをもらった日。
共感してくれた人がフォローしてくれた夜。
「自分の経験に意味があったんだ」と思えた瞬間。
それはどれも、数字では測れない大切な価値でした。
そして今では、月30万という収益以上に、
「自分の物語を、自分の言葉で生きている」 という実感が、何よりの報酬になっています。
うつや無職の時期、僕は“自分の人生の主人公”ではありませんでした。
ただ、流されるように生きていた。
でも、副業を通して言葉を発信するうちに、
少しずつ、自分の手で人生を描き直せるようになったんです。
だからこそ、あなたにも伝えたい。
副業は、誰かの真似をしてお金を稼ぐことじゃありません。
「自分の言葉で、自分の生き方を取り戻す」 ためのプロセスなんです。
今日からでも遅くありません。
まずは、“今日の気づき”を、あなたの言葉で残してみてください。
それが、あなた自身のストーリーの第一章になります。
まとめ|過去を語れる人は、未来を変えられる
ここまで読んでくださりありがとうございます。
僕のような“無職からのスタート”の話でも、
あなたの心に少しでも届いていたら嬉しいです。
振り返ると、僕の副業の道は華やかなものではありませんでした。
うまくいかない日々、誰にも見られない投稿、
それでも「経験→発信→AI→収益→自己実現」と少しずつ積み重ねてきた結果、
ようやく“生きていてよかった”と思える日が増えました。
気づいたのは、「過去を語れる人は、未来を変えられる」ということ。
どんなに小さくても、
その一歩が誰かの希望になった瞬間に、意味が生まれます。
完璧じゃなくていいんです。
今日の気づきを、一行でも書いてみてください。
その一行が、きっとあなたの未来を少しずつ動かしていきます。
あなたの物語は、すでに始まっています。
そしてそれは、誰かにとっての「生きるヒント」になるはずです。