早いところ今年も残すところわずか。
皆さんは、年末年始をどのように過ごされるでしょうか。
おそらく、家でゆっくり過ごしたり、友人や親戚に会ったりと様々でしょう。
そんな僕は毎年欠かさずに現地に観戦に行ったり、見ているテレビがある。
そう、全国高校サッカー選手権大会だ。
今回は、
全国高校サッカー選手権大会にも出場する、ある高校サッカー部にまつわる本を紹介しようと思う。
・指導者、教員
・高校でサッカー部に入りたいけど、どこの高校にしようか迷っている
・自分の人生を主体的に生きたい人
この本は、
「毎日の部活が高校生活一番の宝物」 堀越高校サッカー部のボトムアップ物語
という本である。
ここからは、この本との出会いや、読んだ後の気づきや学び、
今後の人生にどう活用していきたいかを書いていきたい。
この本との出会い
この本との出会いは、
年末に行われる全国高校サッカー選手権大会をテレビで観戦しているときのこと。
実況の方が放った言葉に衝撃を受けた。
それは、
「選手が主体的に様々なことを行なっていく『ボトムアップ理論』を取り入れ、
選手が主体となり練習メニューや試合のメンバー、戦術を考えている」
という言葉だった。
僕自身も、幼少期から高校までの15年間サッカーをしてきたのだが、
どの時代もトップダウン(指導者が意思決定する)で、
指導者の言うことが絶対だと思いながらプレーしていた。
これが普通だと思っていた。
ただ、堀越高校サッカー部は違った。
ボトムアップ理論を取り入れ、全国大会に出場し結果を出している堀越高校サッカー部は、
どのようにしてチームを運営し、日々の活動を送っているのか。
来年から教員になる者として、
まさにビビッときた瞬間だった。
ブログ上ではこの本の内容全てを語ることはできないが、
自身の解釈で、
読んでみて感じたことや学びを書いていきたい。
この本を読んでの気づきや学び
結論から言うと、
日々愉しみながら学校生活、部活動ができているかということ。
僕の過去の学校生活やサッカー経験を振り返ると、
辛い、辞めたい、帰りたいと思っていた時がほとんどだった。
そんな悩みを抱えている児童生徒はたくさんいるはずだ。
その理由として、
やらされている感があり、楽しいとは思えなかったからである。
サッカー自体は大好きなのに、命令され、やらされていると感じれば、
それは楽しいと感じれるわけがない。
そうなると、成長も無くなってしまう。
ここで大切なのが、
主体的に考え、自分自身が意思決定を行い、行動することである。
人間力を高める上でも、
指導者が意思決定を行うのではなく、
自分自身で考え、行動すること。
このほうがよっぽど効果があり価値がある。
もちろん、まだ子供であるので大人が介入し、
助言やサポートをしなければならないことは多々ある。
しかし、児童生徒一人一人に大きな成長の可能性を秘めている。
これを引き出すのが指導者、教育者の役目であると気付かされた。
まとめ
この本を通して、子供だけでなく、大人の僕自身も主体的に生きることの重要性を再確認することができた。
自分が主体的に生きてないのに、子供に主体的に生きろなんて言えない。
思考を止めることなく、自らが考え、行動することで未来が見えてくる。
来年から教員として働くことになるが、堀越高校サッカー部との出会いで得た、
ボトムアップ理論を大いに活用していきたい。
児童生徒一人一人が主体的にイキイキと活躍できる環境を作り、
夢や目標を実現できるように子供達を支えていく。